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お知らせ | 犬猫専門・小山動物病院

小山動物病院|横浜市泉区の犬・猫 動物病院

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お知らせ

ネコちゃんのオシッコが出ない!

2017.11.15

寒くなってくると、増える猫の下部尿路疾患。

猫の下部尿路疾患とは、猫が排尿異常を示す下部尿路の問題を包括した疾患名です。

・何度もトイレに行ったり来たりして、トイレの回数が増える。

・オシッコが赤い

・排尿時に変な声を出す

・排尿後に陰部を気にしてなめる

・排尿姿勢をとるがオシッコがでない、または少量しかでない

・いつもと違う場所でオシッコをする

などの症状が見られます。

主な原因として、特発性膀胱炎、尿石症、尿路感染症などがあります。

<<特発性膀胱炎>>

内因性の要因(膀胱粘膜バリアの機能低下、交感神経系の乱れ、内分泌系の乱れ、肥満)に

外因性の要因(トイレ、室内飼育、多頭飼育、音、光などのストレス)が加わることで発症します。

症状

排尿時のいきみ、頻尿、血尿、排尿痛などがみられます。通常2~7日に自然寛解をすることが多く、再発と寛解を繰り返すことが多いとも言われています。

治療

多面的な環境改善が重要です。例えば、ごはんやトイレは静かなところへ置いたり、トイレの数を増やしたり、飲水量を増やす工夫をしてみることです。

<<尿石症>>

食事中にマグネシウムやリン、カルシウムなどが過剰に含まれていると尿中に結晶や結石が形成されることが多くなります。また飲水量の少ないネコちゃんや肥満のネコちゃんも尿石症を発生するリスクが高いと言われています。

症状

尿中の結晶や結石により血尿や排尿痛、頻尿などがみられます。

また結晶や結石が尿道に詰まってしまうと、排尿が全くできず膀胱内に尿が貯留し、尿毒症となり死んでしまうことがあります。

オシッコが出ていない場合は早めの受診を!

原因

尿結晶や尿結石にはいくつかの種類がありますが、ネコちゃんで多いのはストルバイト結晶とシュウ酸カルシウム結晶です。原因の80%を占めます。

治療

適切な食事(療法食)を食べることで、尿中の結晶を溶解させることができます。そして、結晶や結石が形成されないように予防・維持することができます。尿石症になったネコちゃんは一生療法食を食べることをオススメします

<下部尿路感染症>

尿路に病原体が侵入し感染症が起きます。

若い猫ではほとんど発生しないが、高齢になるほど増加します。

猫の場合は細菌性膀胱炎は特発性膀胱炎に比べると発生は少ないと言われています。

症状

頻尿、血尿、排尿痛、不適切な場所での排尿

治療

適切な抗菌薬治療を行うことで、経過は良好です。

主な原因として、特発性膀胱炎、尿石症、尿路感染症などがあります。

院内の掲示物

2017.11.07

病院の待合室には、飼い主さんやワンちゃん・ネコちゃんに役立つ情報をポスターなどで、お知らせしています。

①受付カウンターの下

予防薬や健康診断、新しい商品などのポスターを貼っています。

うちの子が、どんなクスリを飲んでいるのかな こういう商品も使ってみようかな など、いろいろな情報が載っています。

また、受付カウンターには、ビスケットやガム、ちゅ~るなどお試し商品もありますので、一度使ってみてください。

②フリーマガジン

定期的に届くペピィ(ワンちゃん用・ネコちゃん用)にはいろいろな情報やグッズが載っています。

見るだけでも、楽しい気分になると思います。

また、DOG YARD MAGAZINEは、ワンちゃんと行ける横浜のスポットやカフェ、お店

などの情報が載っています。

.

③入口を入って右側

フードの試供品が置いてあります。

ごはんに悩んでいる方、おやつの代わりになるフードを見つけている方、病気の予防を考えている方など、

お気軽にスタッフに声をかけて下さい。

その子に合ったフードをご紹介します(^^♪

犬の狂犬病ワクチン

2017.10.25

狂犬病予防法では、生後91日以上の犬に登録(生涯1回)と狂犬病予防注射の接種(毎年1回)が義務付けられています。

横浜市では、毎年3月頃に動物愛護センターから書類が送られてきます。その書類をもって動物病院や集合注射でワクチンを接種します。

<<接種前の注意点>>

●1ヶ月以内に他のワクチンを打っていないこと。

(混合ワクチンを打ってから1ヶ月以上の間隔をあけて狂犬病のワクチンを打って下さい)

●当日は、ワクチン接種後の様子がわかるように午前中などの早めの時間帯に打って下さい

●治療中や高齢など体調に気になる点がある場合は、病院に相談してからワクチンを打って下さい。

※獣医師の診察のもと、ワクチン接種が難しいと診断された場合、猶予するという方法があります。

この時も、書類の記入が必要となりますので、病院で手続きをして下さい。

★狂犬病とは★

◆狂犬病ウイルスによる人畜共通伝染病で、人を含むすべての哺乳類が感染し、発症してしまうと100%の致死率

といわれています。

◆狂犬病ウイルスを保有した犬からの伝播は、咬傷によるものといわれています。

※もし、犬が人を噛んでしまった場合、咬まれてしまった場合は、病院にご連絡して下さい。

◆日本では、1957年以降、狂犬病の発症はなく、現在は、狂犬病清浄国とされています。

◎ワクチンのまとめ◎

前回、今回とワクチンについて書きましたが、ワンちゃんでは、1年に1回の混合ワクチンと狂犬病ワクチン。

ネコちゃんでは、1年に1回の混合ワクチンの接種により、病気の予防ができます。

さらに、7割以上のワンちゃんやネコちゃんが接種することで、集団的な予防効果も期待できます。(今はまだ

達していません。)

家の中でしか生活しないワンちゃんやネコちゃん(一切外に出ないワンちゃんやネコちゃん)もいますが、

どの子たちにもワクチンの必要性はありますので、病院ではワクチン接種による予防をすすめています。

混合ワクチンについて

2017.10.11

元気なワンちゃんやネコちゃんには感染症の予防のために、年に1回ワクチンを接種することをすすめています。

今回はワクチンについてまとめてみました。

Q1.そもそもワクチンはどうして打つの?

ワクチンの中には、病原性を弱めて生きたままの病原体(生ワクチン)や、感染力そのものを失わせた病原体

(不活化ワクチン)が入っています。

そのワクチンをワンちゃんやネコちゃんに接種することで病原体への抵抗性を与え、免疫を獲得し、病原体に

感染しても発症しなくなったり、発症しても軽く済むようにしてくれます。

ワクチンは、動物を感染症から守るために打ちます。

Q2.ワクチンの種類はどう決めたらいいの?

ワンちゃん・・・混合ワクチン(5種または8種)

ネコちゃん・・・混合ワクチン(3種)

※混合ワクチンは、現在1種~11種と幅広くありますが、当院ではワンちゃんは5種または8種、

ネコちゃんは3種のみを接種しています。

ワクチンの種類の中には、どこに住んでいても、どのような生活をしていても、すべての動物に打つべき

コアワクチンと、どういう場所に住んでいるのか、どのような生活をしているのかによって決めるノンコアワクチン

があります。つまり生活環境によって決めます。

一つの基準としては、家の周りの生活圏であれば、ワンちゃんは5種、ネコちゃんは3種をすすめています。

例えば、ワンちゃんがたくさん集まる場所へ行く子や、アウトドアや猟犬のように野生動物が身近にいる生活の子は

8種をすすめています。

Q3.いつ打ったらいいですか?

成犬や成猫では、現在のところ1年ごとに再接種するのが一般的なワクチンプログラムです。

子犬や子猫ちゃんでは、8週齢で1回目、12週齢で2回目を打つワクチンプログラムが一般的ですが、

ペットショップやブリーダーさんからお家に来た子たちは、少し早い時期に打っていることもあるので、

3回接種することがあります。

子犬や子猫は、お母さんの初乳を飲むことで、移行抗体が上昇し、その後少しずつ下がっていきます。

この移行抗体があると、ワクチン接種をしても邪魔してしまいワクチンの効果が得られません。そのため、移行抗体

が下がりはじめ、病原体への防御力がなくなってきた頃にワクチンを接種するのが理想的です。

Q4.副作用はありますか?

<打つ前の注意点>

・当院は、元気・食欲があること

治療中や体調が悪いときは相談して下さい

・ワクチン前後では過度な運動やシャンプーを避けて下さい

・ワクチン当日は、接種後の様子をみるためにも、早めの時間帯に来院して下さい。

★1年以内にてんかん様発作を起こした子や高齢の動物、ワクチン後に体調が悪くなった子は

接種前に相談して下さい

<打った後の注意点>

15分様子を見ましょう!

重大な副作用の8割は、接種後15分以内に発生しています。

アナフィラキシーの症状は、ぐったりしたり、フラフラしたり呼吸がおかしかったりします。

それ以外に顔が張れたり、熱が出たり、吐いたりする副反応の場合もあります。

ワクチン接種後は2日間くらい様子を見て異常が見られれば、早めに病院へ受診して下さい。

爪のお手入れ

2017.10.04

ワンちゃんもネコちゃんも自然と爪が伸びるため、定期的に爪を切らなくてはなりません。

<爪切り>

お散歩をするワンちゃんは、削れて爪を短く維持できたり、家の中だけのワンちゃんは、すぐに伸びてしまったりと

生活環境などで爪の伸び方にも差が出ますが、目安としては、1か月に1度くらいのペースで、切ることができたら

よいと思います。

爪が長くなると、歩きづらく、関節の問題を引き起こしたり、引っかけて折れてしまったり、曲がってパッドに

食い込んでしまったりと、様々なトラブルにつながります。

特に狼爪(ろうそう)と呼ばれる親指にあたる爪は、地面につかないため削れないので、忘れずに切りましょう。

←狼爪

爪切りには、ギロチン型とハサミ型があります。どちらでも使いやすい方を選んで下さい。

爪の中には、血管や神経が通っているため、深く切ると痛みや出血を伴うことがあります。

※もし、家で出血してしまった場合は、ティッシュなどで、数分間圧迫して止血して下さい。

動いてしまう場合は、テープなどを使って止めてもいいです。

<ネコちゃんの爪とぎ>

ネコちゃんは、爪を管理するために、爪とぎをします。

家の中で爪の抜け殻が落ちていることはありませんか?それは、古い角質を取り除いた跡です。

そのネコちゃんの爪とぎの場所が家の中で問題となることがあります。本人の好みにより素材は段ボールや木材

(柱)、カーペットなど様々です。また場所も、平面を好むネコちゃんもいれば垂直を好むネコちゃんもいます。

その子の好みを見つけて対応することで一緒に暮らしやすくなります。

この爪とぎは、ネコちゃんがマーキングとして行うこともあります。

10月の診療時間のお知らせ

2017.10.04

以下の日程の診療時間の変更がございます。


★10月18日(水)

研修の為、17:00まで診療とさせていただきます。



★10月21日(土)

獣医不在の為、午前中の診療をお休みとさせていただきます。

※フードの購入とお薬の処方は、いつも通り行いますので、受付までお声をかけて下さい。

ご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございません。

何卒、宜しくお願い致します。

年齢に応じての生活と予防

2017.09.27

◆子犬・子猫の時期・・・社会性をはぐくむ時期です。

しつけなどを通して良いこと、悪いことの判断を教えます。

子犬はワクチンが終わりましたら散歩など家の外の社会にも慣らしましょう。

食生活でも、人の物やおやつを与えすぎて主食を食べなくなってしまうような

トラブルに気を付けましょう。

また、元気なこの時期は落下や誤飲などの事故にも気を付けましょう。

●成犬・成猫の時期・・・この時期は、生活リズムや個性なども整い、落ち着いて過ごせる期間です。

予防をしっかりしながらシニア期への準備をしましょう。

●シニア期・・・ワンちゃんは高齢になると、目が見えにくくなったり、耳が遠くなったり、足腰が弱くなって

きたりと少しずつ成犬の時にできていたことができなくなります。

シニア期の体の変化として、白内障歯周病心臓疾患関節炎などがあげられます。

生活の中でも、声をかけてから体を触ったり、食べやすいようにお皿の位置を高くしたり、

滑りにくいように歩く場所にマットを敷いたりと、工夫して快適に過ごしましょう。

ネコちゃんは高齢になると、圧倒的に腎不全の症状を呈することが多いです。

主な症状として、以前に比べて飲水量が増える、吐く回数が増える、食欲のムラが出てきて

体重が落ちるなどです。この中で水を飲む量が多くなるというのが最初のサインです。この症状が

見られたら是非相談して下さい。

他にも、歯周病便秘になるネコちゃんも多いです。

口臭がキツくなってきたり、食べ方の変化がでてきたら、一度口の中をチェックする必要が

あります。

また、水をあまり飲まないネコちゃんたちは、便が硬すぎたり、足腰が弱って、いきめなかったり

して便秘体質になります。水分補給はネコちゃんにとって一番大事ですので、ウェットフードを

取り入れたり、水場をたくさん設けるなどして対応しましょう。便秘には可溶性繊維が入った

フードや便軟化剤を用いて対応します。

気になる症状が見られましたら、ぜひご相談下さい。

*7歳を過ぎたら、年に1度健康診断をすることをオススメします。

ワンちゃんとネコちゃんの年齢

2017.09.20

最近では、ワンちゃん・ネコちゃんの寿命も長くなり、人間同様、高齢化になっています。

その背景には、飼育環境の整備や栄養管理、獣医療の進歩などがあります。

高齢化に伴って、動物たちにも人間と同じような病気に直面することも多くなりました。

そこで、院内でよく受ける質問です。

Q1.動物の年齢は人に例えると何歳?

基本的な数え方は、始めの1年でだいたい20歳、その後は、毎年4歳ずつ増えます。

ですから、1年毎に4歳ずつ歳をとることになります。

◆フードと年齢

フードは年齢に合わせて選びましょう。

その子に合わせた食事の内容や、量はご相談ください♪

ネコちゃんと病院

2017.09.13

ネコちゃんの飼い主さんが、ネコちゃんを病院に連れていきたくない理由として、家でキャリーバッグに入れたり、病院まで車に乗せて行ったり、病院を怖がるネコちゃんを扱ったりするのが難しいと聞きます。

ネコちゃんのストレスは、エスカレートすると恐怖心が増し、攻撃行動へとつながっていきます。

そのため、動物病院へ連れて行くには飼い主さんや、迎えるスタッフの心構え・技術が必要となってきます。

◎猫を病院に連れて行くための準備

慣らし来院・・・キャリーケースに入ることや、車に乗ること、病院に行くことなどを時間をかけて

慣らしておきます。キャリーケースには、お気に入りのタオルやおもちゃを入れてみると

よいでしょう。

家で体を触る練習・・・病院では、耳の検査や爪切り、口の中を見ることがあります。

家でも、首回りや顎の下のマッサージや手先を触ったり、ブラッシングをして

体を触られることに、なれさせておきましょう。

フェロモン製剤・・・フェロモンにより、ネコちゃんが落ち着き、不安や恐怖、攻撃性を軽減させる効果が

あるといわれています。

来院30分前にキャリーケース内やタオル、車にスプレーをしておくとよいでしょう。

◎動物病院での迎え入れる準備

・匂い・音・光の管理・・・猫は知らない匂いなどが不安や恐怖の原因になることがあるため、診察室内の管理を

しています。例えば、待合室での犬の声などはストレスになるので、なるべくスムーズ

に診察室や空いている部屋へ移動したり、タオルをキャリーケースにかけてカバーを

したりします。

・手袋やタオルの用意・・・攻撃性のある猫では手袋を使用して動きをコントロールしています。

中には、臭いによりかえって興奮することがあるので、大きめのタオルなどを

体に巻いてコントロールすることもあります。

◆◆◆当院でのオススメ来院術◆◆◆

①洗濯ネットに入れての来院

袋に入れることや狭くて窮屈ではないのかとの声もありますが、ネットに入っていることで逃走の危険がなく、病院内での体重測定や検査時に直接スタッフが体に触ったり、目が合わないため、恐怖やストレスが軽減されます。病院が苦手なネコちゃんのワクチン時の注射や検査時の採血でも、ネットから体の一部だけを出す形で対応できます。

②キャリーケースにタオルをかけての来院

前述した通り、タオルで覆うことで外からの刺激を軽減したり、診察中に頭をかくしたりできてストレスの軽減になります。

③来院時のタイミング

確実ではありませんが、当院では朝一番の時間帯や休診の前後は待ち時間が長くなることがあります。

お昼過ぎや、あらかじめ電話連絡の上、混雑を確認しながらの来院も良いと思います。

痒みについて

2017.09.06

ワンちゃんやネコちゃんが「体を痒がっている」「掻き壊して皮膚が赤い」といった”痒み”を主訴として来院するケースがあります。今回は痒みについて取り上げてみたいと思います。

<原因>

大きく分けて3つあります。

寄生虫による痒み・・・ノミやダニの寄生により痒みが生じる疾患

例)ノミアレルギー、疥癬、ニキビダニ症

感染症による痒み・・・細菌感染や真菌感染により痒みが生じる疾患

例)膿皮症、皮膚状菌症、マラセチア皮膚炎

アレルギーによる痒み

例)ノミアレルギー、食物アレルギー

★原因となりやすい食物は、肉類(牛肉・豚肉)、卵、大豆、乳製品、小麦等です。

症状は、季節性のない痒みと、顔面(眼のまわり、口のまわり)や、腹部などの赤みや脱毛を認めます。

【アレルギー検査】:食物を含む40種類のアレルギーの原因を血液で調べることができます。

原因がわかれば、痒みの原因を避けたり、予防や治療をすることができます。

【除去食試験】:現在あたえているフードやおやつを中止して、除去食という特別なフードを8~12週間与えて

痒みや皮膚症状の改善の有無を評価する。

◎アトピー性皮膚炎

アレルギー性の症状と似た症状を示す疾患で、慢性的な痒みにより皮膚の赤みや脱毛といった症状を示す。

特徴として

●遺伝的要因を背景とする(犬種により好発する)

●通常は3歳以下で発症する。

●原因は、多因性である為、生涯にわたり管理が必要です。治るものではなく、

うまくつきあっていく治療になります。

年齢や季節、皮膚バリアの状態や生活環境により、症状が悪化したり良化したりと、慢性的に変化しやすいです。

<治療>

●痒みの原因がわかるものに対しては、原因に対しての治療や予防を行います。

例えば、ノミに刺された痒みであれば、ノミの駆虫や予防をします。

●原因が特定できず、痒みに伴い皮膚を掻き壊してしまったり、なめ壊してしまった場合は、

皮膚の炎症を抑える為に抗生剤や、抗真菌剤、抗炎症剤(ステロイド)が使われます。

●アトピー性皮膚炎のような慢性的な痒みをコントロールしていく場合は、抗生剤や、抗炎症剤の他に、抗ヒスタミン剤や免疫抑制剤なども併せて使うことがあります。

●皮膚の痒みを軽減させる中で、皮膚バリア機能を強化する為の必須脂肪酸製剤や、皮膚の脂漏や乾燥・炎症をケアするシャンプー剤などの併用も必要となってきます。

このように、痒みの症状は軽度~重度まで幅広く、犬種や年齢、環境などたくさんの要因により、その症状もまちまちです。そのため、治療法や経過もそれぞれのワンちゃん、ネコちゃんで異なります。

詳しい治療の内容は、診察内での飼い主様からのお話しや症状を見て決めていく形になります。