小山動物病院|横浜市泉区の犬・猫 動物病院

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痒みについて

ワンちゃんやネコちゃんが「体を痒がっている」「掻き壊して皮膚が赤い」といった”痒み”を主訴として来院するケースがあります。今回は痒みについて取り上げてみたいと思います。

<原因>

大きく分けて3つあります。

寄生虫による痒み・・・ノミやダニの寄生により痒みが生じる疾患

例)ノミアレルギー、疥癬、ニキビダニ症

感染症による痒み・・・細菌感染や真菌感染により痒みが生じる疾患

例)膿皮症、皮膚状菌症、マラセチア皮膚炎

アレルギーによる痒み

例)ノミアレルギー、食物アレルギー

★原因となりやすい食物は、肉類(牛肉・豚肉)、卵、大豆、乳製品、小麦等です。

症状は、季節性のない痒みと、顔面(眼のまわり、口のまわり)や、腹部などの赤みや脱毛を認めます。

【アレルギー検査】:食物を含む40種類のアレルギーの原因を血液で調べることができます。

原因がわかれば、痒みの原因を避けたり、予防や治療をすることができます。

【除去食試験】:現在あたえているフードやおやつを中止して、除去食という特別なフードを8~12週間与えて

痒みや皮膚症状の改善の有無を評価する。

◎アトピー性皮膚炎

アレルギー性の症状と似た症状を示す疾患で、慢性的な痒みにより皮膚の赤みや脱毛といった症状を示す。

特徴として

●遺伝的要因を背景とする(犬種により好発する)

●通常は3歳以下で発症する。

●原因は、多因性である為、生涯にわたり管理が必要です。治るものではなく、

うまくつきあっていく治療になります。

年齢や季節、皮膚バリアの状態や生活環境により、症状が悪化したり良化したりと、慢性的に変化しやすいです。

<治療>

●痒みの原因がわかるものに対しては、原因に対しての治療や予防を行います。

例えば、ノミに刺された痒みであれば、ノミの駆虫や予防をします。

●原因が特定できず、痒みに伴い皮膚を掻き壊してしまったり、なめ壊してしまった場合は、

皮膚の炎症を抑える為に抗生剤や、抗真菌剤、抗炎症剤(ステロイド)が使われます。

●アトピー性皮膚炎のような慢性的な痒みをコントロールしていく場合は、抗生剤や、抗炎症剤の他に、抗ヒスタミン剤や免疫抑制剤なども併せて使うことがあります。

●皮膚の痒みを軽減させる中で、皮膚バリア機能を強化する為の必須脂肪酸製剤や、皮膚の脂漏や乾燥・炎症をケアするシャンプー剤などの併用も必要となってきます。

このように、痒みの症状は軽度~重度まで幅広く、犬種や年齢、環境などたくさんの要因により、その症状もまちまちです。そのため、治療法や経過もそれぞれのワンちゃん、ネコちゃんで異なります。

詳しい治療の内容は、診察内での飼い主様からのお話しや症状を見て決めていく形になります。