ネコちゃんのトイレ事情
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①ウンチ
ネコちゃんは、1度にたくさんの量をたべることは少なく、一日に何回にも分けてチョコチョコ食事をすることが多いため、一日中エサを置いておきネコちゃんが好きな時に食べる置きエサ形式のお家が多いと思います。
そのため、一日どのくらいの量を食べているのか、食欲の有無などわかりにくいです。
毎日のトイレ掃除の時に、便の色や形、硬さをチェックしてみてください。
便が小さくなってきていたり、毎日でていない時は、食事量が減っている証拠です。
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②オシッコ
食欲同様、飲水量もわかりにくいです。
ネコちゃんに多い、尿路疾患の中で膀胱炎や尿石症では頻繁にトイレに行く、排尿姿勢をとるが少量の尿しかでない、いつもと違う場所にしてしまうなどの行動の変化が見られます。
また、シニアのネコちゃんでは、腎機能の低下に伴い飲水量が増え、尿量も増えるようになります。
ネコちゃんのトイレには、尿を吸収して固まるタイプのトイレと、尿がチップを通過して下にあるシートに吸収されるシステムトイレがあります。
固まるタイプでは、尿量により固まる砂の大きさが変わりますので、尿量の変化や回数も分かりやすいです。
システムトイレの場合は、毎回尿が吸収して跡が増えていく為、尿量や回数がわかりづらいです。
こまめにチェックしたり、画像にして記録するとわかりやすいと思います。
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★尿検査★
ネコちゃんの尿検査は、まず尿をとるのが大変です。
固まる砂タイプでは、サランラップやペットシーツを裏返した上に、少なめの砂をのせ、吸収されていない液体の尿を採取して下さい。
システムトイレの場合は、一番下のシートを裏返してツルツルの面を上にしてセットして採取して下さい。
どちらも採尿後は早めに病院にお持ち下さい。
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<ポイント>
ネコちゃんのトイレは、頭数+1コが原則。
1匹のネコちゃんでも、2つ以上のトイレを置いてください。
置き場所も、静かな所や人があまりこない所、ネコちゃんが落ち着いて排泄できる場所にしましょう。
今は、トイレの種類も豊富な為、砂のタイプや大きさ、フード付きや、足ふき付きなど色々好みによって選択できます。
お気に入りのタイプを用意するといいでしょう。
(※もちろん空箱に砂を入れれば簡易トイレの出来上がり、これでもOKです。)