肥満について
最近では、ワンちゃん、ネコちゃんの肥満に悩む飼い主さんも多く見られます。
背景には、「欲しがるので、ついつい与えてしまう」という過食や、
「人の食べ物やおやつなど、主食のフード以外が好き」という好き嫌いなど、
食事の量や内容に問題があることがあります。
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◎肥満の悪循環
例)ワンちゃんの場合
肥 満
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脚に負担がかかり関節疾患となる。
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動きたがらず、運動量が減る。(エネルギーをあまり消費しなくなる)
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肥 満
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例)ネコちゃんの場合
肥 満
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運動しない。
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飲水量が減る。おしっこが減る。
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尿路感染症のリスクが増える。
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このように、肥満は連鎖的に他の病気を引き起こすことがあります。
(他には、糖尿病・気管や心臓への負担・高脂血症なども挙げられます。)
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◎理想的な体型とは
・肋骨に簡単に触ることができる。
・腰(ウエスト)がくびれている。
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◎減量のしかた
『ごはんの量を減らす』『運動量をふやす』と考えやすいですが、単純に量を減らすのは危険です。
量を半分に減らすということは、栄養素も半分になってしまいます。専用のフードを利用すれば、
カロリーはおとしても、栄養素はそのままですから健康的に減量できます。
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①正しい給与量を決める
現在の体重ではなく、適正体重から一日の給与量を計算してきめます。
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②水とフードしか与えない
カロリーの高いおやつや人の食べ物は中止(できなければ徐々にへらす。)
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③定期的に体重を測る
体重の増減により減量プログラムに取り組みやすくなります。途中、停滞期などで、思うように体重が
減らないときでも、長い経過での変化がわかると頑張る力になります。
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④運動を取り入れる
体重が落ちて、体への負担が少なくなってから、運動量を増やす。
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***院内には、計量カップや試供品も取り揃えておりますので、
必要な方はお気軽にお声がけください^^♪***
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