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猫の慢性腎臓病について

猫の慢性腎臓病は、高齢猫でよく見られ、10歳以上では30~40%が羅患します。

慢性腎臓病は、腎機能が少しずつ低下していく、進行性で治らない病気です。

残念ながら、一度壊れてしまった腎臓を再生させるのは難しく、残された腎機能を守り、病気の進行を遅らせることが治療の目的となります。

<症状>

多飲多尿:「たくさん水を飲み、たくさんおしっこをする」

最初に発見できる臨床症状です。この頃は、元気も食欲もあり基本的には健康そうにみえますが、

腎機能の66%がすでに壊れてしまっている状況です。

⇩  徐々に

食欲不振・元気消失・体重減少・貧血・嘔吐

<診断>

血液検査での診断が主となりますが、画像診断や、尿検査なども組み合わせて行う必要があります。

<治療>

◎腎臓病治療薬

●ラプロス(錠剤)   1日2回 腎臓の繊維化を抑制する薬です。

フォルテコール(錠剤)1日1回 タンパクの漏出を抑制する薬です。

●セミントラ(液体)  1日1回 タンパクの漏出を抑制する薬です。

◎吸着剤

●コバルジン(粉)尿毒症を引き起こす老廃物などを吸着する薬です。

●ネフガード(粒)尿毒症を引き起こす老廃物などを吸着するサプリメントです。

◎点滴

目的は脱水の改善です。脱水を起こすと、循環血液量が減少し、腎機能の低下につながります。

食欲が落ちているときや、嘔吐があるときは点滴治療を推奨しています。

◎食事療法

腎臓に負担がかかるリンやタンパク質を制限した食事になっています。

まだまだ食欲のある初期症状の猫ちゃんや、高齢の猫ちゃんの毎日の食事に使うことができます。

※いくつかのメーカーより、販売しているので、まずは試供品をお試しください。

<予防>

新鮮な水を多く飲めるように工夫し、普段から飲水量や体重の変化に気を付けて、

異常を感じたのならば、早めの受診をおすすめします。

※個体によって、症状や状態も異なりますので、詳しい治療法などは動物病院にご相談してください。